葬儀の第一ステップである通夜について

葬儀には数多くのステップがありますが、その第一段階ともいえるのが通夜です。

急いで駆けつけた、という印象を出すため、必ずしも喪服でなくても良い、夜に行われる、ということから、誰しも1度は参列したことがあるのではないでしょうか。告別式には参加しなくても通夜には参加する、という葬儀もあるはずです。自宅で行われることが多く、ご近所の人が手伝いをするなど、比較的身近に感じられる儀式といえるでしょう。現在の通夜は、午後6時以降から始まり、故人の身内はもちろんのこと、会社関係者やご近所の人、親戚などが参加してしめやかに行われます。

読経と焼香が行われ、その後通夜振る舞いといって、弔問客に食事や酒が振る舞われます。故人との思い出を語り合いながら、時には談笑して過ごす、というのが一般的です。葬儀の席で笑うなどというのは不謹慎ですが、通夜なら許される、といった傾向があります。この様に親しかった友人や身内が故人との思い出にふける場、というような性格になってきている通夜ですが、本来は身内だけで過ごすのが相応しい儀式です。

現在は亡くなった日の3日後に行われることもありますが、本来は亡くなった当日に、何とか生き返ってほしいとの願いをこめつつ、家族が世話をする儀式です。故人の体を拭き、食事を出し、明かりを点し続けるのも、まだ生死の境を彷徨っている故人をこちらへ呼び戻したい、との思いの表れです。その願いが叶わず、他界してしまった故人を見送るのが告別式です。

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